お久しぶりです。いるかです。
新環境いかがお過ごしでしょうか。
常々リノエルフを使っていた僕ですが、新環境で守護ビショップの割合が大きく増えましたね。
大変心苦しいのですが、リノエルフは無期限活動休止のお知らせとなりました。
しかし、今までお世話になったエルフへの御恩から、新たなエルフへの活路を見出したいのです。
そこに、tobyさんの配信で【進化エルフ】で躍進しているのを見て「これだ！」と感銘を受けました。
この記事では、
進化エルフという新しいコンセプトのデッキを初心者向けに分かりやすく解説し、各カードの役割についてそれぞれ補足するものとなっております。
エルフ氷河期を乗り越え、大会でエルフが活躍する日がまた来ることを祈ります。
進化エルフのコンセプト
このデッキのコンセプトは
- 豊富な除去フォロワーによって、相手の盤面を処理しながら自盤面を強くして顔を詰める
- 毎ターン進化によってサンダルフォンなどの派手な解放奥義をぶっ放す
です。
「豊富な除去フォロワー」とは、
- バックウッド進化による［手札の枚数］点
- グラン＆ジータによる単体５点
- ユエル＆ソシエによる４×２点
- クルルによる全体２点
- クピタン進化による1×7点
など、実にデッキの半分近くが除去性能を持ったフォロワーを占めるのが大きな特徴です。
これを活かして、序盤から中盤の戦いを有利に進めます。
そして、このデッキの核となるユエル＆ソシエのクレスト効果によって
- ４回分の自動進化権
を付与し、さらに
- グラン＆ジータによる自動進化
- 相棒ビィによる自動進化
- リーウィアによる進化権付与
によって１ターンに２回以上の進化を進めることができます。
これによって、このデッキのリーサルのメインウェポンであるサンダルフォンの奥義解放を準備することができます。
サンダルフォンが進化エルフと相性が良い理由
サンダルフォンのファンファーレは２×５点を相手フォロワーとリーダーの中からランダムに飛ばします。
そのため、
サンダルフォン着地前に相手盤面を処理すること
が、相手の顔に詰める重要事項なのですが、進化エルフはその要素を非常に担ってくれています。
奥義解放したクピタンとの組み合わせは最高に気持ちよくなれますので、ぜひ体感してほしい。
さらに相性が良い理由として、進化エルフ自体が高速で進化を進めることができることで、
これによって
２枚目のサンダルフォンの奥義解放も間に合わせ、連投が可能
という点があります。
進化エルフの楽しいところ
言葉を選ばずに、ありのままの感想を述べますと、
- 世界一気持ちよくサンダルフォンをキメられる
- 毎ターン複数進化していくフォロワー達を見てドヤる
- ゲーム序盤から終盤まで、有利盤面を継続して優越感に浸る
など、非常に魅力的なデッキだと心から感じております。
個人的には、レジェントカードが
ユエル＆ソシエ３枚とサンダルフォン１枚あればデッキとして十分成立する
と感じているので、色んな人にこのデッキをおすすめしたいです。
進化エルフの大変なところ
楽しさで有り余るので特に不満はありませんが、強いてあげるとすると
- ウィルバードアイテールや、シャムナクア団結者などの理不尽盤面は作れない
- 財宝ロイヤルのような豊富な打点カードを用意できない
という点です。
飛び抜けて強い行動というのが無いのが、このデッキを多少玄人向けにさせている要因で、
これはある意味エルフの宿命のように感じます。
進化エルフの主軸カード
ユエル＆ソシエ
このデッキの核となるクレスト効果
４回分の自動進化権
を付与しながら、なぜか4×2点の除去フォロワー。
不殺の団結者（ルリア）
9T以降の動きとしてこれを連投できれば、盤面で負けることは基本的には少ない。
ルリアを３枚積んで、７コスト以上のカードを団結者のみにしておけば
実質６枚の団結者を積める
ので、連投も結構行ける。
シャドバ界の山本由伸である。
クピタン＆サンダルフォン
クピタンが奥義解放状態であれば、
フォロワーに1×7点と進化当たりによる５点
を与え、相手盤面の体力をかなり枯らせる。
この状態で着地するサンダルフォンは非常に相手の顔に打点が飛びやすいので、宇宙一サンダルフォンが刺さるハッピーセットとなる。
※クピタン以外にも進化シンシアの11打点、クルルの２点AOEなど、相手の盤面除去が優秀な４コストが多く、彼らもサンダルフォンと相性が良い。
進化エルフの必須カード解説
フェアリーフェンサー
- 序盤テンポに貢献
- 手札に抱えたフェアリーが、後６Tユエル＆ソシエ超進化後にプレイでき、進化数を伸ばせる
- フェンサー自身が手札にある場合も同様、後６Tユエル＆ソシエ超進化後にプレイでき、進化数を伸ばせる（ユエル＆ソシエの超進化に反応して１コストになる）
相棒ビィ
- 序盤テンポに貢献
- 手軽に自己進化でき、手頃に進化数を伸ばせる
ルリア
- 団結者を複数抱えられる確率が上がる
- 序盤テンポに貢献
- ８T以降は１コストで出せ、ユエル＆ソシエの進化先として使いやすい
- バリアのおかげで場持ちが良く、デッキのコンセプトと合っている
- これを３枚積むということは、９T以降団結者ビートを貫く強い決意の現れ
イーウィア
- EP回復によって、終盤にバックウッドなどの強力な進化時能力を使える
- ユエル＆ソシエのクレストが切れた後も、他フォロワーに進化を与えられるという意味で貴重か
ギルネリーゼ
- 貴重な回復札
- ユエル＆ソシエで自動進化するため、進化権を切らずに２回復が可能
グラン＆ジータ
- ２ドローでユエル＆ソシエなどのキーカードを引きに行ける
- 除去フォロワーとしても動けるのが、デッキのコンセプトと合っている
シンシア
- 高スタッツで盤面維持に貢献
- １枚でフォロワー三枚並ぶ動きが、相手デッキによっては強力に刺さる（ランダム除去）
- サンダルフォンの前に出すことで相手の盤面を処理してからサンダルフォンを投げることができる
クルル
- 除去フォロワーとして、また潜伏＋体力３で場持ちが良いところもデッキコンセプトに合っている
- 超進化クレストで、こちらが手薄な８Tまでの遅延ができる
- シンシアで高スタッツを並べたあと、相手が進化などで殴って体力が落ちたところによく刺さる
- ３積み必須かは諸説ある。環境に合わせて増減を
クピタン
- サンダルフォンとの組み合わせで、相手の盤面を処理しつつ１３点を叩き出せるコンボが強力
- 終盤に温存するのが理想だが、序盤４Tなどに進化して除去フォロワーとしても使える
- ユエル＆ソシエの自動進化で除去効果が起動するので、進化権無しで強力な除去ができる
- 非常に大きい
バックウッド
- 除去フォロワーとしてデッキコンセプトに合っている
- 貴重なドロソ効果
- 終盤もイーウィアで獲得した進化権を使えるので腐りずらい
- クルル潜伏後の相手盤面に除去が刺さる
ユエル＆ソシエ
- 自動進化権付与はこのデッキに無くてはならないため必ず持っておきたい
- 除去フォロワーとしても強力
サンダルフォン
- ほぼすべての試合のフィニッシャー
- サンダルフォン着地前に盤面処理できるクピタンやシンシア、自動進化クレストなどと相性が良い
- 自己サーチ能力があるので３枚積まなくても良い。むしろ３枚は過剰かも
団結者
- ９T以降の団結者連打による押し付けが強力
- ルリアによるサーチによって、複数準備することが容易になった
- 履行などのAOEには弱いので相手を見て出すか判断
進化エルフのサブ枠カード解説
ウォーターフェアリー
- 序盤のテンポを重視しているため採用
- 手札に１コストがあると、後６Tユエル＆ソシエ超進化後にプレイでき、進化数を伸ばせる
- ダブりは弱いためピンで採用
リリィ
- 序盤テンポに貢献
- 進化時効果の１ドローが染みる
- 単体強力スタッツに対する回答として貴重
クロエ
- 序盤テンポに貢献
- 団結者を８Tで投げる動きが相手によっては強力か
- エンハンス８で出す場合、自動進化付与がつかないため進化を伸ばしずらい
箒星
- １ドローが染みる
- 基本は自盤面にフォロワーを並べて戦うためピン採用
祈祷者
- ノーマン、ギンユズに対する回答として強力
- アイテールに対しても抗える
実践解説（VSナイトメア）
モードナイトメアとの対戦を例にこのデッキの戦い方をご覧いただきます。
序盤からどんどんフォロワーを並べて有利盤面を押し付けるのがこのデッキの目標の一つです。
相手4Tの祈祷者に対して、シンシアによる横並べ盤面は強力なので積極的に狙います。
これで祈祷者はシンシアに当たらざるを得ないので、体力を削ることができます。
シンシアに当たることで体力が２になった祈祷者に対してクルルが刺さります。除去しながらフォロワーを並べるのが理想の動きです。
手札にはバックウッドもあるので、相手5Tの団結者も次ターンで処理できます。
相手が弱い返しだったので、グラン＆ジータの２ドローを使用して、リソースも盤面も強くしていきます。
相手はギルネリーゼできれいに処理してきました。
この動きは迷いましたが、ユエル＆ソシエを引けていないのでグラン＆ジータかバックウッドによるドローは必須です。
なんとかユエル＆ソシエにたどり着いたので、相手７Tにルルナイ＆ヴァーナレクが来ても処理できそうです。
予想通りルルナイ＆ヴァーナレクで共盤面を押し付けてきました。
ユエル＆ソシエの除去当たり先も運が良く、強盤面で返すことができました。
相手はケルベロスで返してきました。
相手の動きも強くなってきました。
温存したかったクピタンですが、ここで使います。
祈祷者でもきれいに取れますが、祈祷者はギンセツのためにとっておきたかったと思っています。
相手はシャムナクア団結者の強ムーブを仕掛けてきました。
祈祷者で気持ちよく返して超進化も切りました。
祈祷者は出さざるを得なかったかもしれませんが、クピタン入りで場合によっては祈祷者を温存できたかもしれません。
相手の進化権が切れたからと言って油断してはいけないのがモードナイトメアです。
ギンセツで叱られます。
ユエル＆ソシエのクレストはフェアリーに吸わせて、バックウッド進化、奥義解放が溜まったクピタンでなんとかします。
イーウィアで回復した進化権が染みますね。
ギンセツ連打だと厳しかったですが、メデューサで返してきたので相手盤面はそれほど強くありません。
ユエル＆ソシエのクレストは切れてしまいましたが、ビィ自動進化、ギルネリーゼ、グラン＆ジータで盤面作りながら返します。
団結者と祈祷者で返してきます。
甘露とユエル＆ソシエで返します。
ユエル＆ソシエに２回目の超進化を切ることができればいいですが、現環境ではそれまでに超進化を切らされることが殆どです。
ここでベリアルが飛んできました。
来るのが遅くて助かりました。
相手が城でベリアルの体力を７から８にしてきたのは、こちら目線は嫌でした。
奥義解放クピタンで７打点をベリアルに与え、サンダルフォンでベリアルを処理しながら顔に８点与えます。
クピタンでベリアルに当たりに行けば相手の顔は残り１点で、次のサンダルフォンの確率が上がっていたので、そちらのほうが良かったかもしれません。
結局ギンセツは１回しか来なかったのでなんとか勝ちきれました。
シャムナクア団結者からのギンセツで相手が決めきる気持ちだったので、それを乗り越えられたのがエルフの勝因だと思います。
まとめ
進化エルフの楽しさを想像できましたか？
デッキ作りや戦い方などの参考になりましたか？
でしたら幸いです。
次回の記事では、実際の試合を見ながら進化エルフの戦い方をお伝えします。
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